簡単知識




三国志と呼ばれるものには、「正史 三国志」と「三国志演義」がある。

「正史 三国志」は、晋(三国の後に出来た王朝)の時代の陳寿(ちんじゅ字は

承祚(しょうそ))という人物によってかかれた。

しかし、書き方があっさりしていて、「何年に誰々がこうした」という感じなのである。

陳寿の漏れを補う形で、後に宋の時代に裴松之(はいしょうし字は世期(せいき))という人物が注をつけた。

(429年完成)「三国志演義」は、「正史 三国志」よりも1100年後の明の時代に

羅貫中(らかんちゅう 姓は羅、名は本、字は貫中)によって書かれた。

正史を小説化したものである。正式には「三国志通俗演義」という。

「三国志」ファンは「正史 三国志」は「正史」、「三国志演義」は「演義」と区別している。

また、中国では「三國志演義」は、「三國演義」と呼ばれているようである。


三国志を読むと、名前には、字(あざな)というものがあるのに気付く。

劉玄徳や劉予州と呼ばれたりする。これは、前者は字(あざな)で呼ばれ、後者は役職で呼ばれている。

名前は姓と名、それとは別に字(あざな)があることになる。

劉備玄徳の場合「劉」が性で、「備」が名、「玄徳」が字である。

普通は、名より通称の字で呼ぶことが多い。例として諸葛孔明(諸葛亮)、司馬仲達(司馬懿)がある。

本名で呼ぶのは、主君か一族の父、有力者しかできなかったらしい。


次に役職名だが、例として、曹丞相(曹操)などがある。良く出てくる役職については、あとでふれる。

次に幼名だが、例として、阿斗(劉禅)や、阿瞞(曹操)がある。

阿には「〜ちゃん」という意味がある。世間での使われ方は、様々である。

演義では関雲長(関羽)、張翼徳(張飛)など字で出てくることが多い。

三国志で知っておきたい役職名は「丞相」(じょうしょう)である。

丞相とは国の政治を司る人で、総理大臣に当たる。

次に、刺史(しし)、太守(たいしゅ)と言う言葉も出てくる。

日本では、県の方が郡よりも大きいが、中国は、郡、県の順であった。

刺史は州の長官である。同様に太守は郡の太守である。

刺史が軍力を持つようになり、刺史から牧(ぼく)と呼ばれるようになった。

次に、宦官(正式には中常侍)とは、男なのだけども、男のあそこを切ってまって性欲を出さなく、

帝のそばに仕えていた人を言う。そのせいか、宦官は小ぶとりで、声は甲高かった人が多かった。

三国志では、この宦官のおかげで後漢や蜀がほろびる。

番外として、劉備がなった警察署長とは、県尉に当たる。

また、司馬懿がのちに太傅となるが、太傅とは幼い帝の教育係である。

これくらい知っておくと三国志のことが解かりやすくなると思う。

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